桑名鋳物の歴史
桑名の鋳物産業は代表的な地場産業として、全国的に高い知名度をもちます。
かつて【東の川口、西の桑名】と並び評される程、鋳物業が盛んな街でした。
地場産業としての鋳物が桑名で発達したのは明治時代以降ですが、桑名鋳物の歴史はそれよりも古く、本多忠勝公が桑名藩主となり鋳物師(いもじ)の廣瀬、辻内の両家を中心とし、鉄砲の鋳造をはじめたのが起源とされています。
現在でも、廣瀬与左衛門による仏眼院の【喚鐘(かんしょう)】(桑名市指定文化財)と辻内善右衛門による桑名宗社の【春日神社の青銅鳥居】(三重県指定有形文化財)が現存しており、桑名鋳物を象徴する文化財となっています。
鋳物の利点とは
会社概要
企業名 | 山本鋳造株式会社 | ||||||||||||
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代表取締役 | 山本 重雄 | ||||||||||||
創業 | 大正2年 | ||||||||||||
設立 | 昭和16年10月 | ||||||||||||
資本金 | 1,000万円 | ||||||||||||
事業内容 | 鋳物専門商社 | ||||||||||||
主要設備 |
高周波グラインダー クレーン式ハンガーショットブラスト(5t) スクリューコンプレッサー |
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所属団体 | 三重県鋳物工業(協) | ||||||||||||
所在地 |
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主要取引先 |
(株)アンレット 神港精機(株) (株)帝国機械製作所 東芝産業機器システム(株) |
歴史
大正2年 | 桑名市鍋屋町・伝馬町に桑名鋳物合資会社設立 |
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大正4年 | 山本重治郎商店に琺瑯部・金物部設置 |
大正8年 | 桑名鋳物鉄工合資会社に社名変更 |
大正9年 | 桑名鋳物鉄工合資会社解散、山本重治郎商店鋳物部とする |
大正13年4月 | 日本鋳物工業組合連合会結成、常務理事となる |
昭和16年10月 | 山本重治郎商店鋳物部を山本鋳造(株)に社名変更、同時に不二三重工業(株)設立 |
昭和20年7月 | 山本鋳造(株)伝馬町工場戦災により全焼 |
昭和21年 | 山本重工業(株)鋳造部として、中央度量衡(株)鋳物部と合併後事業再開 |
昭和27年4月 |
山本重工業(株)より鋳物部を独立、不二三重工業へ移管 不二工業(株)へ社名変更 |
昭和46年4月 | 不二工業(株)を山本鋳造(株)に社名変更 |
昭和61年3月 | 山本重工業(株)と合併 |
昭和62年5月 | 山本重工業(株)から独立、桑名市額田に工場移転 |
平成9年9月 | 現在地に工場移転 |
平成14年9月 | 鋳物専門商社へと形態変更 |
平成16年3月 | 山本重雄 代表取締役就任 |
主要鋳物製品
500g〜最大2t超まで対応可能です
各種モーター・ポンプケーシング・シリンダー等の産業機械を中心に小物鋳物なら500gから、大物鋳物なら2t超まで幅広く承っております。
取り扱っている材質
ねずみ鋳鉄 | FC150.200.250.300 |
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ダクタイル | FCD450.500.550.600.700 |
その他砲金・ステンレス鋳物等取り扱っております。
当社の特色
"日本の円滑なモノづくりに貢献し続けていきます"
1.コーポレーション(Co-operation)
様々な鋳物、加工、塗装会社との協働により小物〜大物鋳物の製造はもとよりお客様のご要望に応じて加工、塗装など柔軟に対応いたします。
受注後、図面を確認し、最適なパートナーに製造を委託することでより良い鋳物製品を提供できるとともに、様々な重量、材質にも対応することができます。
当社は長年の取引においてパートナーとの信頼関係を築きあげてきました。
その培った信頼関係からなる連携があるからこそ、お客様のもとによりよい製品をお届けできると考えています。
2.窓口の一元化〜工程管理の利便性
受注後、塗装及び加工までの完成品として納品させて頂くことが可能なため、各リードタイムが把握しやすく、お客様の工程管理も容易となります。
これはまた、当社の使命と考える円滑なものづくりへの貢献にもつながると考えています。
※納品までの流れ
(一例であり、製品によってはこの限りではありません)
3.熟練工〜長年の経験と豊富な知識
鋳物製造及び品質管理など、鋳物に精通したスタッフの手による検査工程を経て納品しております。
また長年の鋳物製造経験に基づいたアドバイスなど、幅広くサポートいたします。