当社は、昭和30年11月の創業以来、50年以上の長きにわたり無結節編網機の製造販売を行ってまいりました。
　開発提案型企業として、多くのお客様にとって一番必要とされる製品を開発提案しご提供できることが当社の強みであり願いです。

業界内での我が社の役割

　50年間に500台以上の機械を出荷してきた製造ノウハウと、技術力向上に努力を重ね、信頼できるパートナーに恵まれました。その結果、当時無名であったMUKETSUを国内の巻網市場においてシェア90％以上になるまでその拡大に貢献してきました。
　当社は編網技術の特化企業として、国内にとどまらず南北アメリカやアジアを中心に機械を出荷しMUKETSUの市場拡大を目指しています。
（無結節網　MUKETSUとは）

獲る漁業から育てる漁業へ

　当社の取り扱うMUKETSUは、“結び目が無く、ループが無い”という特徴を有し、現在漁網の世界の主力である蛙又網・ラッセル網と比較し軽量かつ潮通りがよく、藻や貝等が付着しづらいなど、養殖用生簀にとって最適な網地と言えます。
　当社ではMUKETSUのこの特徴を活かし、現在懸念されている水産資源の減少をくいとめる養殖業に対し、大きな役割を果たせると考えています。

懸念される世界の水産資源

　下表は、世界全海域における水産資源の開発状況(2004年)を示しています。
　表によれば生産拡大が期待される資源海域（低開発・中位開発海域）は3割以下である一方、既に水産資源量が過剰、または限界に達している海域は7割以上にもなっています。こうした状況を受け、世界主要国では漁獲制限等の制度を設けた対応に努めています。しかし水産資源の維持、管理の漁獲規制が厳しくなる一方で、世界全域では水産物の需要が増大しています。

参考：FAO Review of the state of world marine fishery
sources FAO FISHERIES TECHNICAL PAPER 457

　今後、水産資源の維持、確保が世界各国での大きな問題となることは必至であり、魚を育てることの重要性は今後大きくなっていくと予想できます。
我が社が開発した編網機が作り出すMUKETSUは、この世界的な問題の解決の一役を担い、今後の養殖漁業の発展に大きく貢献できると考えています。

会社概要

歴史

製品情報

MUKETSU（貫通型）タイプ機
無結節編網機トップシェアを誇る当社のスタンダード機

　現在、無結節編網機といえば当社の編網機、というほど高い認知度を誇っています。そして編網した網の品質・仕上りの良さでもお客様から高い評価を頂いております。

無結節網　MUKETSUとは

製品ラインアップ

　網は用途によって使用する糸の材質や太さ、網目の大きさも違います。通常は100目及び200目といった掛け幅が標準ですが、端掛けの機械も製造致します。

BC網タイプ機
MUKETSUの次の世代を担う高性能マシン

　MUKETSUの市場拡大と次のステップのために当社がもつ技術の粋を注ぎ込み、BC網の複雑な編網を可能にした、当社オリジナル編網機です。

BC網とは

製品ラインアップ

　2子撚、3子撚から更に進化したBC網を編網する機械です。またこれらの編網機と同様にお客様の用途に合わせた設計が可能です。